発売18年のGTA IVにDLSSとFSR 4 MOD「DLSS-IV」は画質を上げて4Kで3%速く
2008年の Grand Theft Auto IV に、DLSS と FSR、HDR 出力を足す MOD「DLSS-IV」が Nexus Mods で公開されています。作者の計測では、4K の DLSS Quality でも MOD なしより3.4%速く動きました。

GTA IV の PC 版は、ギザギザの輪郭と重さで知られてきました。DLSS-IV は、ゲームが持っていない物体ごとのモーションベクトルを MOD 側で作り、そのうえで DLSS と FSR を動かします。輪郭が滑らかになり、フレームレートは落ちるどころか少し上がります。
対応する GPU とできること
- DLSS: GeForce RTX 20 シリーズ以降。フル解像度の DLAA も選べる
- FSR 4: Radeon RX 7000 / RX 9000 シリーズで自動的に使われる
- FSR 3.1.5: それ以外の GPU すべて
- 対応ディスプレイでは本来の HDR 信号を出す
- 描画解像度を自分で指定できる(1.0.6 から)
作者の計測(RTX 4090、Ryzen 9 7900X3D、4K)
- MOD なし: 175.9fps
- DLSS Quality: 181.9fps(+3.4%)
- FSR Quality: 182.4fps(+3.7%)
- DLSS Balanced: 182.6fps(+3.8%)
- FSR Native AA: 165.7fps(-5.8%)
- DLSS DLAA: 164.6fps(-6.4%)
数値はゲーム内ベンチマーク3種の平均です。作者は、画質重視なら DLAA か Native AA、フレームレート重視なら Quality を勧め、Quality より下のモードにしてもほぼ速くならないと書いています。
遊ぶとどうなるか
リバティーシティの電線や鉄橋、街路樹のギザギザが消え、夕方の街並みが滑らかに見えます。9月24日の 1.0.6 では入力遅延も減り、CPU がボトルネックの PC で約1フレーム、GPU がボトルネックの PC で2〜3フレーム早く操作が反映されるとしています。Proton での高速化と、Linux のフルスクリーンでの HDR 対応も入りました。
作者は ChunkLeChuck 氏で、Nexus Mods への初出は日本時間9月20日9時10分、現在の版は 1.0.6.1(9月24日22時36分更新)です。9月25日時点でダウンロード6,366件、endorse は125でした。
対象はゲームのバージョン 1.0.8.0 と Complete Edition です。前提として FusionFix(GTA IV の定番修正 MOD)が要り、その設定で Graphics API を Vulkan にします。DLSS-IV は DXVK(DirectX を Vulkan に変換するツール)の上で動き、DXVK 3.1.1 を vulkan.dll として同梱しています。導入は、ダウンロードした中身を GTAIV.exe と同じフォルダに置き、FusionFix 側のアンチエイリアスをオフにして、DLSS-IV.cfg で設定を選ぶだけです。Steam の Grand Theft Auto IV: The Complete Edition は、9月25日6時44分時点で70%オフの660円(通常2,200円)、同時接続は5,171人でした。GTA IV は 2game.info の対象ゲームには入っていません。
既に MOD を入れている人へ: 同梱の vulkan.dll は FusionFix が入れたものを上書きします(作者は FusionFix の現行ビルドと同じ公式ファイルだとしています)。1.0.6 で DLSS-IV.cfg の中身が変わったので、前の版から更新する人は新しい cfg に差し替えてください。不具合の報告には、DLSS-IV.cfg で log=1 にすると GTAIV.exe の横に出るログを添えるよう作者は求めています。

