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大きなニュースSteam Frame2game.info 編集部

iFixitがSteam Frameを分解 バッテリーとレンズは外しやすく、ファンだけ奥に

修理情報サイトの iFixit が、Valve の VR ヘッドセット Steam Frame の分解動画と記事を日本時間9月24日に公開しました。ヘッドストラップやレンズは交換しやすい一方、冷却ファンだけは本体の奥に埋まっていると指摘しています。

動画: Steam Frame Teardown: Valve Did This Right(iFixit 公式チャンネル)
動画: Steam Frame Teardown: Valve Did This Right(iFixit 公式チャンネル)

分かった中身

  • SoC は Snapdragon 8 Gen 3、メモリは SK hynix の LPDDR5X 16GB
  • バッテリーは 20.9Wh の2セル。ヘッドストラップ側にあり、ストラップごと本体から外せる。ただし接着剤で固定されていて、iFixit はイソプロピルアルコールを使って剥がした
  • ストレージは 256GB か 1TB。microSD で最大 2TB まで足せる
  • レンズ部は IPD(瞳孔間距離)調整レールに磁石で付く。iFixit は「光学モジュール交換の中で最も取り組みやすい部類」と評価
  • 画面は micro-OLED ではなく LCD。iFixit は理由をコストとみており、交換用パネルも安く済むと見込む
  • トラッキング用の赤外線 LED は片側6個、計12個

視線の先だけ高精細に送る

動画では foveated streaming の仕組みも解説しています。レンズの縁にある2基の赤外線カメラで視線を追い、見ている場所の周りだけを高解像度で、残りを低解像度で PC から送ります。減るのは無線で送るデータ量で、PC 側の描画負荷は減らないと iFixit は書いています。

コントローラーは単3電池と TMR スティック

コントローラーの電池は交換できる単3形です。スティックは Steam Controller と同じ TMR(トンネル磁気抵抗)方式で、抵抗式のような摩耗が起きにくい構造です。ただし基板にはんだ付けされていて、交換にははんだ作業が要ります。

不満はファンの位置

冷却ファンはマザーボード裏のヒートパイプの上にあり、交換には光学系を越えて内部を大きくばらす必要があります。iFixit は VR ヘッドセットの採点基準をまだ作っていないため点数は付けていません(Steam Deck は10点中7点)。交換部品とガイドは Valve Repair Hub に近く並ぶ予定で、ディスプレイパネルはまだ扱いがありません。

iFixit は Valve と提携して Valve 製品の部品と修理ガイドを提供していますが、この分解に Valve は関与しておらず、公開前の確認もしていないと動画の概要欄に明記しています。

MOD で遊ぶなら

Steam Frame で PC の VR ゲームを遊ぶとき、描画するのは PC 側の GPU です。foveated streaming は無線で送るデータ量を減らす仕組みなので、重い VR MOD を入れる場合の GPU の余裕はこれまでどおり PC 側で見積もる必要があります。