スーパーマリオ オデッセイを有志がPCへ移植 4K描画とMOD対応
Nintendo Switch の「スーパーマリオ オデッセイ」を PC で直接動かす有志の移植「Power Moon Recomp」が、GitLab で公開されました。自分で用意した1.0.0版のデータから PC 版を組み立てる仕組みで、内部解像度を上げれば4K で遊べます。

エミュレーターではなく、PC の実行ファイルとして動きます。ゲームの ARM64 のプログラムを前もって C に変換し、ふつうのプログラムとしてコンパイルする「静的再コンパイル」という作り方です。README によると、全部の国、ボス、2D・8ビットの場面、エンディングとクリア後まで、問題なく最後まで遊べました。
Switch のシステムの部分(カーネル、各種サービス、NVN という描画の API、音)は PC 側で作り直し、描画は Windows と Linux では Vulkan、macOS では Metal を使います。
遊ぶとどうなるか
初めて起動したらゲームのフォルダを選びます。版を確かめて約6GB をコピーし、数分かけてゲームのコードを自分の PC で組み立てます。組み立ては最初の一度だけです。
内部解像度は画面に合わせるか、1080p の1〜4倍から選べます。2倍で4K です。25〜75%に下げて AMD FSR 1 で引き伸ばす設定もあります。fps は60で固定です。ゲームの動きがフレームに結び付いていて、上げると速く進んでしまうためで、間の絵を足す仕組みは予定とされています。
初めて入る場所では、シェーダーの準備で1〜2秒止まることがあります。2回目からは保存した物を使います。設定のメニューは F1 か Esc で開きます(コントローラーは Home かガイドのボタン)。
MOD も使えます。衣装、モデル、テクスチャ、音楽、テキスト、ステージを差し替える Switch のエミュレーター向けの RomFS の MOD を、メニューで1本ずつ入れたり切ったりできます。ゲームのコードを書き換える MOD と、オンラインで一緒に遊ぶ「Super Mario Odyssey: Online」は使えません。
要る物(README から)
- 自分で用意した1.0.0版(更新なし)の exefs と romfs のフォルダ。取り出し方は載せていない
- Windows 10・11(x64)か Linux(x64)
- AVX2 に対応した CPU(Intel Haswell・AMD Zen 以降)と、Vulkan 1.3 に対応した GPU
- メモリ8GB(16GB 推奨)、空き約7GB
- ゲームのコード・画像や音・フォントは、配布物にもソースにも入っていない
日本時間11月2日20時55分の0.1.2で配っているのは Windows 版だけで、Linux 版と macOS 版は近日とされています。それより前の0.1.0と0.1.1は、AVX-512 の無い CPU(多くの Intel と Ryzen 7000 より前)で起動直後に止まっていました。
配布元は Zarathustra Dev の GitLab のリリースのページで、個人の名前は出ていません。任天堂とは関係の無い非公式の物です。リポジトリは日本時間11月2日8時57分に作られ、同日9時8分に0.1.0が出ました。README は、AI のコーディング支援(Claude)の手を大きく借り、人が指示して試したと書いています。海外では DSOGaming が11月3日に紹介しました。
https://gitlab.com/zzzarathustra-dev/power-moon-recomp
https://gitlab.com/zzzarathustra-dev/power-moon-recomp/-/releases
https://www.dsogaming.com/news/super-mario-odyssey-unofficial-pc-port-available-for-download/
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