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周辺機器レビューキーボード2game.info 編集部

K70 CORE RGB 評価まとめ RTINGSが100ドル以下で推す赤軸フルサイズ

CORSAIR の有線キーボード「K70 CORE RGB」は、計測サイトの RTINGS が 100 ドル以下のゲーミングキーボードで一番のおすすめにしている赤軸のフルサイズです。日本では 2023 年 11 月に推奨価格 14,980 円で発売され、2026 年 10 月 7 日時点の公式ストアも同じ値段です。二重入力の報告への対処や、テンキーレス版との選び分けもまとめました。

CORSAIR K70 CORE RGB
CORSAIR K70 CORE RGBAmazon で見る(PR)メーカーの製品ページ日本語配列(かな無し)の型番は CH-910971E-JP で、保証は 2 年です。英語配列(CH-910971E-NA)やパームレスト付きの SE とは型番が違い、Amazon の商品画像も英語配列の物なので、型番で確かめてください。

厳選した理由(実績)

  • 第三者の評価RTINGS の「Best Budget Gaming Keyboard」(100 ドル以下のゲーミングキーボード)で、一番のおすすめです。2025 年 11 月 18 日に選ばれ、2026 年 8 月 6 日の見直しでも変わっていません。軽くて押し始めが浅いスイッチは、速い反応が要るゲームに向く、としています。(RTINGS)
  • 計測RTINGS の計測では、1 つのキーでも複数のキーでも遅延がとても小さい(outstanding)結果でした。1000Hz の更新が他の部分に足を引っ張られておらず、どのジャンルでも、気軽にも競技にも使えるとしています。(RTINGS)
  • 受賞Tom's Hardware のレビューで 5 点満点の 4.5 点、Editor's Choice を受けています(2023 年 10 月 19 日)。なめらかなスイッチと、ケースの響き(ピン音)が無いことを評価しています。(Tom's Hardware)
  • 発売からの年数日本では 2023 年 11 月 3 日に、リンクスインターナショナルが推奨価格 14,980 円で発売しました。発売から約 3 年になります。今の価格と在庫は「いま買う時の注意」にまとめました。(リンクスインターナショナル)

どんなキーボードか

テンキー付きのフルサイズで、日本語配列(かな無し)は 108 キーです。スイッチは CORSAIR 独自の MLX Red(赤軸のリニア)で、作動点 1.9mm、押下圧 45g、ストローク 4mm。ポーリングレートは 1000Hz で、全キーの同時押し(NKRO)に対応します。

上面はアルミのプレートで、周りはプラスチックのケースです。中に 2 枚の EVA フォームが入り、打鍵の響きを抑えています(TechPowerUp・Tom's Hardware)。右上のダイヤルは初期設定では音量で、iCUE で選べばスクロール・ズーム・明るさの調整にも切り替えられます。ダイヤルの横にはボタンが 1 個あり、初期設定は再生/一時停止です(TechPowerUp)。そのほかのメディア操作は Fn キーとの組み合わせで行います(公式)。設定は本体に 5 個まで保存できます。

ケーブルは本体から直接出ていて外せません(約 1.8m、USB Type-A)。スイッチは基板にはんだ付けされていて、交換できません(RTINGS・TechPowerUp)。

いま買う時の注意

2026 年 10 月 7 日時点で、CORSAIR の日本の公式ストアでは日本語配列(CH-910971E-JP)が 14,980 円で、在庫があります。価格.com にも 11 店が載っています(同日)。終売や後継の発表は見当たりません。国内では、発売時はリンクスインターナショナルが扱い、今はプリンストン(2025 年 10 月に代理店契約)の直営店などでも売られています。

この機種には、1 回押しただけで 2 回入力される不具合(二重入力、チャタリング)の報告があります。CORSAIR は、iCUE でファームウェアを更新すれば直るとしています。更新しても直らない時は、本体裏のロット番号が 3400 未満なら交換を依頼し、それより大きくてもサポートに連絡するよう案内しています(サポート記事、2024 年 10 月 12 日更新)。価格.com の利用者レビュー 2 件では、2025 年 8 月の 1 件が二重入力の多発を報告し、2026 年 9 月の 1 件はファームウェアを更新した後は起きていないと書いています(2026 年 10 月 7 日時点)。届いたら、まず iCUE でファームウェアを更新してください。

日本語配列には、パームレストが付きません(CORSAIR 公式ストア・プリンストン・リンクスの付属品の記載)。発売時の AKIBA PC Hotline! だけは付属と伝えていました。

同じ系列には、テンキーの無い「K70 CORE TKL」(日本語配列は CH-911911E-JP、2024 年 9 月 26 日発売)があります。公式ストアでは 13,980 円(2026 年 10 月 7 日時点)で、フルサイズより 1,000 円安くなっています(発売時の価格はどちらも 14,980 円でした)。ケーブルは外せる USB-C、キーキャップは ABS のダブルショットです(SB C&S の発表)。無線の「K70 CORE TKL WIRELESS」(2024 年 10 月 11 日発売、発売時の希望小売価格 24,780 円)もあります。

FPS で使うなら(ラピッドトリガーと SOCD)

K70 CORE はふつうの機械式スイッチなので、作動点は 1.9mm で変えられず、ラピッドトリガーもありません。RTINGS は、磁気スイッチでラピッドトリガーや SOCD が使える機種は、競技では小さいながら意味のある差を生むことがあるとしています。ただし気軽に遊ぶなら過剰なことが多い、とも書いています。1000Hz と 8000Hz の差は、実際の使用ではほとんど無いとしています。

ファームウェアを更新すると、左右など反対向きのキーを同時に押した時の扱いを決める「FlashTap」(SOCD の機能)が使えます。初期設定では無効で、Fn+右 Shift で切り替えます(CORSAIR 公式)。

ただし Valve は 2024 年 8 月、CS2 の Valve 公式サーバーで、1 つの入力で複数の操作を自動化する機能(例として Snap Tap)を使う人をキックすることがあるとし、試合の前に切るよう求めています。GamingOnLinux は、SOCD のような機能が対象だと伝えています。CS2 を Valve の公式サーバーで遊ぶ時は、FlashTap を無効にしておいてください。

主な仕様

配列日本語(かな無し)108 キー、フルサイズ(テンキー付き)
スイッチCORSAIR MLX Red リニア(赤軸。発売時の名前は CORSAIR Red、公式ストアの説明では MLX Red v2 とも表記)。はんだ付けで交換不可
作動点・押下圧1.9mm・45g(ストローク 4mm、耐久 7,000 万回)
ポーリングレート1000Hz(全キー同時押し NKRO)
接続有線(ケーブル直付け、約 1.8m、USB Type-A)
大きさ幅 448 × 奥行き 153 × 高さ 35.4 mm
重さ約 934g
キーキャップABS(公式)。TechPowerUp によると米国配列以外はレーザー刻印(英国配列の実機で確認。日本語配列の作りは公式に記載なし)
操作部多機能ダイヤル(音量・スクロール・ズーム・明るさ)と、ダイヤル横のボタン 1 個(初期設定は再生/一時停止。TechPowerUp)。そのほかのメディア操作は Fn キーとの組み合わせ(公式)
ソフトiCUE(本体にプロファイル 5 個を保存)。FlashTap(SOCD)はファームウェア更新で対応
付属品本体と保証書など(日本語配列はパームレストなし。公式ストア・プリンストン・リンクスの記載)
保証2 年
日本での発売2023 年 11 月 3 日(推奨価格 14,980 円)
公式ストアの価格14,980 円(2026 年 10 月 7 日時点、在庫あり)

良い点と気になる点

良い点

  • 1 つのキーでも複数のキーでも遅延がとても小さく、どのジャンルのゲームにも向く(RTINGS)
  • スイッチがなめらかで、2 層のフォームで打鍵の響きもよく抑えられている(Tom's Hardware・TechPowerUp)
  • 全体の作りは良い(RTINGS)。上面はアルミのプレート(TechPowerUp・Tom's Hardware)
  • ダイヤルで音量のほか、スクロール・ズーム・明るさも操作できる(TechPowerUp・Tom's Hardware)
  • 設定を本体に 5 個まで保存でき、最初に設定すれば iCUE を入れたままにしなくてもよい(TechPowerUp)
  • テンキー付きの日本語配列で、公式ストアは 14,980 円(2026 年 10 月 7 日時点)。発売時の推奨価格と同じ(リンクス・CORSAIR 公式ストア)

気になる点

  • ラピッドトリガーが無く、作動点も 1.9mm で変えられない。競技で少しでも速さを求めるなら磁気スイッチの機種が有利になりうる(RTINGS)
  • ケーブルが外せない(TechPowerUp・Tom's Hardware)。スイッチははんだ付けで交換できず(RTINGS・TechPowerUp)、軸も赤軸の 1 種類だけ(TechPowerUp)
  • 米国配列以外のキーキャップは、厚いダブルショットではなく薄いレーザー刻印の ABS で、文字が薄れていくおそれがある(TechPowerUp。英国配列の実機で確認。日本語配列の作りは公式に記載がない)。TechPowerUp はこの点と他社との競争の厳しさから、誰にでも勧めるのは難しいとしている。RTINGS も、キーキャップを含むプラスチックの部分はやや安っぽいとしている
  • 二重入力(チャタリング)の報告がある。CORSAIR はファームウェアの更新で直るとし、直らない時はロット番号 3400 未満を交換、それより大きくてもサポートで対応するとしている(CORSAIR サポート)。2025 年 8 月の価格.com の利用者レビューにも報告がある
  • スイッチが軽く、文字入力では敏感すぎて打ち間違いが増えることがある。少しざらつきもある(RTINGS。Tom's Hardware は非常になめらかと評価)。打鍵音はそれなりに静かだが、多くの事務用キーボードよりは大きい(RTINGS)
  • iCUE は分かりにくい(Tom's Hardware)。ダイヤルは決まった 5 つの用途から選ぶ形で、自由には割り当てられない(Tom's Hardware)。マクロは iCUE で作り、本体だけでは記録できない(RTINGS)

向いている人

おすすめできる人

  • テンキー付きの日本語配列で、1 万円台半ばのメカニカルを探している人
  • FPS に限らず、いろいろなジャンルのゲームを遊ぶ人
  • 軽め(45g)のリニアな赤軸が好きな人
  • 音量ダイヤルなど、手元で操作できる物がほしい人

別の機種が合う人

  • FPS で入力の速さを突き詰めたい人(ラピッドトリガーのある K70 PRO TKL や、下の他の候補が合う)
  • テンキーが要らない人、ケーブルを外して持ち運びたい人(K70 CORE TKL が合う)
  • 無線で使いたい人(K70 CORE TKL WIRELESS が合う)
  • 軸やキーキャップを替えて楽しみたい人(スイッチは交換できない)
  • 事務用キーボード並みの静かさや、重めのキーを求める人(RTINGS は、事務用の多くより音が大きく、軽いスイッチは打ち間違いが増えうるとしている)

比べる相手

  • CORSAIR K70 PRO TKL同じ K70 系列の磁気スイッチ版。ラピッドトリガーと 8000Hz に対応し、作動点を 0.1〜4.0mm で変えられる。テンキーレスの日本語配列で、パームレスト付き。発売時の希望小売価格 27,980 円(2024 年 9 月)。
  • Razer Huntsman V3 HE Magnetic Tenkeyless 8KHz磁気スイッチでラピッドトリガーと最大 8000Hz に対応したテンキーレス。ケーブルは外せる USB-C、キーキャップはダブルショット PBT。日本語配列は公式ストア 20,980 円(2026 年 10 月 7 日)。
  • Logicool G PRO X TKL RAPID磁気式アナログスイッチでラピッドトリガーに対応した、テンキーレスの日本語配列。公式ストアの通常価格は 32,780 円(2026 年 10 月 7 日)。

この記事は、メーカーの仕様と、第三者の計測やレビューをもとにまとめています(編集部による実機の検証はしていません)。数字は出典の時点の物です。Amazon へのリンクは広告(Amazon アソシエイト)です。メーカーからの依頼や提供は受けていません。