Xbox ワイヤレス コントローラー 評価まとめ PC ゲームの定番パッド
「Xbox ワイヤレス コントローラー」は、Xbox Series X|S に付属するマイクロソフトの標準のゲームパッドです。Valve の 2024 年 6 月の発表では、Steam でコントローラーを使うセッションの 59% が Xbox のコントローラーでした(機種ごとの内訳は出ていません)。気になる点、PC へのつなぎ方、DualSense との選び分けをまとめました。

厳選した理由(実績)
- Steam での利用Valve の 2024 年 6 月の発表では、Steam のセッションの最大 15% でコントローラーが使われ、そのうち 59% が Xbox のコントローラーでした。PlayStation は 26%、Steam Deck は 10%。Xbox のコントローラー全体の数字で、機種ごとの内訳は出ていません。(Valve(Steam ニュース))
- 発売からの年数日本では 2020 年 11 月 10 日に発売され、約 6 年になります(発表時の価格は 6,578 円、税込)。2026 年 10 月 7 日時点でも Microsoft Store に 6 色が並び、10 月 20 日には 25 周年記念の「X25 スペシャル エディション」(公式 11,100 円)も出ます(Microsoft Store・Game*Spark)。(GAME Watch)
- 第三者の評価Windows Central の「Best Xbox controllers」で、総合 1 位(Best overall)に選ばれています(2026 年 10 月 7 日に確認)。Xbox と PC の両方で一番の選択とし、軽く、バランスが良く、長く持っても快適だと評価しています。(Windows Central)
- 計測Gamepadla の計測(2025 年 5 月、Windows 11)では、ボタンの遅延の平均は有線 6.5ms、ドングル 7.2ms、Bluetooth 12.2ms。スティックは 8.3ms・8.9ms・13.0ms でした。揺れも加えた遅延の等級(LatScore、A+〜F)は、有線・無線とも B です。スティックの検査(2026 年 5 月)では、中心に戻る精度を poor と判定し、ゲーム側で大きめのデッドゾーンを設ける必要がある、としています。(Gamepadla)
どんな商品か
Xbox Series X|S に付属するのと同じ、マイクロソフトの標準のコントローラーです。Xbox ワイヤレス、Bluetooth、USB-C の 3 通りでつながり、Xbox Series X|S、Xbox One、Windows 10/11、Android、iOS で使えます。
電源は単 3 形乾電池で、公式の電池の持ちは最長 40 時間です。Microsoft が試作機で試した値で、ヘッドセットや使い方で大きく変わる、としています。充電式にするには、別売りの「Xbox 充電式バッテリー + USB-C ケーブル」(公式 2,948 円)を足します。
シェア ボタン、ハイブリッド方向パッド、滑り止めの加工をしたトリガーとバンパー、3.5mm のヘッドセット ジャックを備えます。ボタンの割り当ては「Xbox アクセサリ」アプリで変えられますが、Windows では USB-C ケーブル(別売り)でつなぐ必要があります。背面ボタンはありません。
いま買う時の注意
公式価格は 2025 年 5 月の改定で 8,910 円からになりました(4Gamer)。2026 年 10 月 7 日時点の Microsoft Store では、カーボン ブラックとロボット ホワイトが 8,910 円、ショック ブルーやパルス レッドなどほかの 4 色が 9,900 円です。約 2.7m の USB-C ケーブルが付く「+ USB-C ケーブル」版は 9,130 円です。
現行の国内正規品の型番は EP2-29931(カーボン ブラック)と EP2-29921(ロボット ホワイト)です。2020 年発売時のカーボン ブラックは QAT-00005 で、通販にはこちらも残っています(価格.com)。公式ページには「このコントローラーの一部のバージョンには拡張端子がありません」とあります。拡張端子は、チャットパッドやステレオ ヘッドセット アダプターをつなぐ端子で、3.5mm ジャックとは別の物です(Engadget、2026 年 5 月)。
後継は発表されていません。2026 年 2 月に The Verge が、クラウド ゲーミングの遅れを減らすため、Wi-Fi でつながる次世代のコントローラーを Microsoft が承認したと報じました(Pure Xbox)。5 月には、標準のパッドより小さいクラウド ゲーミング用のコントローラーの画像が流出しました(The Shortcut)。9 月末には The New York Times が、このクラウド用のコントローラーの開発は止まっていると報じ、Microsoft の広報は開発は続いているとしています(Kotaku)。上位の Elite シリーズ 3 も、仕様のリークが続いている段階です(Engadget、10 月 6 日)。いずれも 10 月 7 日時点で Microsoft の発表はありません。
PC Gamer の「Best PC controller」では長く 1 位でしたが、2025 年 9 月に GameSir G7 Pro に替わり、2026 年 8 月 21 日更新の一覧には入っていません。PC Gamer は、Xbox の一番の欠点をスティックのドリフトとしています。
PC でのつなぎ方
PC には USB-C ケーブル、Xbox ワイヤレス アダプター(別売り)、Bluetooth の 3 通りでつなげます。Microsoft のサポートによると、USB と Xbox ワイヤレスでは最大 8 台まで同時につながります(Xbox チャット ヘッドセットを付けると 4 台、Xbox ステレオ ヘッドセットを付けると 2 台まで)。この 2 つでは、3.5mm ジャックにさしたヘッドセットの音も出ます。
Bluetooth は Windows 10 Anniversary Update 以降で使えます。ただし Microsoft は、Bluetooth でつないで PC で遊ぶと振動が効かず、ヘッドセットなどの付属品も動かず、ファームウェアの更新もできない、としています。Bluetooth でつなぐのは一度に 1 台が勧められています。Gamepadla の計測でも、ボタンの遅延は Bluetooth が 12.2ms で、有線(6.5ms)やドングル(7.2ms)より大きく出ています。
Microsoft は、アダプターは国や地域によっては手に入らないことがある、としています。日本では 2026 年 10 月 7 日時点で、Microsoft Store でアダプター単体(6HN-00008)を買えず、コントローラーとの同梱版も在庫切れです。価格.com にも単体の価格の掲載はありません。新品でそろえるなら、PC へは USB-C ケーブルか Bluetooth でつなぐことになります。
Bluetooth の機器とつないでいる時にペアリング ボタンを 2 回押すと、最後につないだ Xbox ワイヤレスの機器(Xbox 本体など)に切り替わります。Bluetooth の機器に戻すには、ペアリング ボタンを長押しします。
DualSense との選び分け
Steam では、コントローラーを使うセッションのうち PlayStation のコントローラーが 26% で、Xbox(59%)に次ぐ 2 位です(Valve、2024 年 6 月。どちらも機種ごとの内訳は出ていません)。DualSense の希望小売価格は 11,480 円からで、Xbox ワイヤレス コントローラー(8,910 円から)より 2,570 円高くなります。DualSense の単品にはケーブルが付かないため、PC 向けに USB ケーブル(Type-C to Type-C)を同梱した「DualSense ワイヤレスコントローラー ミッドナイト ブラック + USBケーブル for PC」(CFIJ-15502)が、2026 年 3 月 5 日に同じ 11,480 円で出ました。
DualSense はバッテリーを内蔵していて、乾電池の交換は要りません。ただし SIE は、PC ではハプティック フィードバックやアダプティブトリガーなど一部の機能は対応ゲームでだけ使え、USB の有線接続が要る場合がある、としています。
Gamepadla の計測では、有線の遅延はボタンが Xbox 6.5ms・DualSense 7.8ms、スティックが 8.3ms・12.6ms で、Xbox が小さい結果でした。Bluetooth はボタンが 12.2ms・9.0ms で DualSense が小さく、スティックは 13.0ms・13.6ms でほぼ同じです。揺れも加えた等級(LatScore)は、Bluetooth で Xbox が B、DualSense が C でした。比較ページには、試験中のため誤りを含むことがある、という断り書きがあります。
価格を抑えたいなら Xbox、乾電池を使いたくない人や、対応ゲームでハプティック フィードバックなどを使いたい人は DualSense が候補です。
主な仕様
| 接続 | Xbox ワイヤレス、Bluetooth、USB-C(ケーブルは別売り) |
|---|---|
| 対応機器 | Xbox Series X|S、Xbox One、Windows 10/11、Android、iOS |
| 電源 | 単 3 形乾電池(最長 40 時間、公式。試作機での値)。充電式バッテリーは別売り(公式 2,948 円) |
| 端子 | USB-C、3.5mm ステレオ ヘッドセット ジャック。拡張端子は一部の版で無し |
| ボタン | シェア ボタン、ハイブリッド方向パッド。背面ボタンは無し |
| スティック | ポテンショメーター式(ホール効果・TMR ではない。Windows Central・Gamepadla) |
| ポーリングレート | 実測 約 125Hz(有線・ドングル、Gamepadla) |
| 遅延(実測) | ボタン 有線 6.5ms、ドングル 7.2ms、Bluetooth 12.2ms。LatScore は有線・無線とも B(Gamepadla、2025 年 5 月) |
| PC で同時に使える数 | USB・Xbox ワイヤレスで 8 台(チャット ヘッドセット付きは 4 台、ステレオ ヘッドセット付きは 2 台)。Bluetooth は 1 台を推奨 |
| ソフト | Xbox アクセサリ アプリ(ボタンの割り当て。Windows では USB-C ケーブルが必要) |
| 型番 | EP2-29931(カーボン ブラック)、EP2-29921(ロボット ホワイト)。2020 年発売時のカーボン ブラックは QAT-00005 |
| 日本での発売 | 2020 年 11 月 10 日(発表時の価格 6,578 円、税込) |
| 公式ストアの価格 | 8,910 円(カーボン ブラック・ロボット ホワイト)、ほかの 4 色 9,900 円、+ USB-C ケーブル版 9,130 円。2026 年 10 月 7 日時点 |
良い点と気になる点
良い点
- Windows が標準で認識し、専用のソフトなしでコントローラー対応の PC ゲームに使える(PC Gamer)。多くの PC ゲームで標準の選択肢とされる(Windows Central)
- 軽く、バランスが良く、長く持っても快適(Windows Central)。凹凸のあるグリップの持ちやすさと、頑丈な作りも評価されている(PC Gamer)
- 有線では、ボタンの遅延が 6.5ms で、Bluetooth(12.2ms)のほぼ半分(Gamepadla)
- 単 3 形乾電池で最長 40 時間(公式。試作機での値で、ヘッドセットや使い方で大きく変わる)。PC Gamer も電池の持ちは悪くないとしている
- Bluetooth の機器とつないでいる時にペアリング ボタンを 2 回押すと、最後の Xbox ワイヤレスの機器(Xbox 本体など)に切り替わる。戻すには長押し(Microsoft)
- 公式価格 8,910 円から(黒・白。ほかの 4 色は 9,900 円)で、DualSense(希望小売価格 11,480 円から)より安い
気になる点
- 充電池を内蔵せず、単 3 形乾電池で動く。充電式は別売りで、他社の充電池や充電台は質が今ひとつの物が多いとされる(Windows Central)。PC Gamer も、替えの電池を探す手間を不満に挙げている
- スティックはホール効果や TMR ではなく、使ううちにドリフトが起きることがある(Windows Central)。PC Gamer はドリフトを一番の欠点としている。Gamepadla もスティックが中心に戻る精度を「poor」と判定し、ゲーム側で大きめのデッドゾーンを設ける必要がある、としている
- PC の無線で、Bluetooth より速く安定した Xbox ワイヤレスを使うには、別売りのアダプターが要る(Windows Central)。日本では 2026 年 10 月 7 日時点で、Microsoft Store でアダプター単体を買えず、同梱版も在庫切れ
- Bluetooth では遅延が大きく(ボタン 12.2ms、Gamepadla)、PC のゲームで振動が効かず、ヘッドセットなどの付属品も使えない(Microsoft)
- ポーリングレートは実測で約 125Hz(Gamepadla)。最大 1000Hz の他社製品(GameSir G7 Pro など)より低い
- 背面ボタンが無い(Windows Central)。十字キーのカチカチしたクリック感は人を選ぶ(PC Gamer)。バンパーにほこりがたまって不具合が出ることがある(Windows Central。修理はしやすいとしている)
向いている人
おすすめできる人
- PC で初めてゲームパッドを買う人
- Steam などの PC ゲームを、設定の手間をかけずにパッドで遊びたい人
- Xbox 本体と PC を行き来する人(PC を Bluetooth でつなぐと、ペアリング ボタンで本体に切り替えられる)
- 乾電池でもかまわないので、価格を抑えたい人
別の機種が合う人
- スティックのドリフトが心配な人(TMR スティックの GameSir G7 Pro が合う。Xbox 本体では有線)
- 乾電池を使いたくない人(バッテリー内蔵の DualSense か、別売りの充電式バッテリーを足す)
- 背面ボタンを使いたい人(GameSir G7 Pro か、パドルが最初から付く Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2(公式 27,500 円)が合う)
- PC に Bluetooth 以外の無線でつなぎたい人や、高いポーリングレートを求める人(日本では専用のアダプターが手に入りにくい。PC に 2.4GHz の無線でつながり、最大 1000Hz の GameSir G7 Pro が合う)
- PlayStation のボタン配置に慣れている人(DualSense が合う)
比べる相手
- SIE DualSense ワイヤレスコントローラーバッテリー内蔵。希望小売価格 11,480 円から。PC 向けに USB ケーブルを同梱した「+ USBケーブル for PC」(CFIJ-15502、2026 年 3 月 5 日発売)も 11,480 円。Steam では PlayStation のコントローラー全体で 26% と、Xbox に次ぐ(Valve、2024 年 6 月)。
- GameSir G7 ProXbox 公式ライセンスのパッド。PC には 2.4GHz の無線か有線、Xbox 本体には有線でつなぐ。ドリフトを抑えるとうたう TMR スティック、背面と上側面に 2 つずつの追加ボタン、PC で最大 1000Hz(2.4GHz と有線)。発売時 12,990 円(2025 年 7 月)。PC Gamer の「Best PC controller」の総合 1 位(2026 年 8 月 21 日更新)。
- Microsoft Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ 2上位モデル。充電池を内蔵(最大 40 時間)し、スティックの硬さの調整、トリガーのストロークを浅くするロック、背面パドル 4 本と充電ドックが付く。公式 27,500 円。パドルとドックの無い「Core」は 20,900 円(別売りのコンプリート コンポーネント パック 7,128 円で足すと合計 28,028 円で、こちらより高い)。Windows Central は、値段の割に品質の問題が目立つとし、特に右バンパーは 6〜8 か月ほどで壊れることがあるとしている。後継の Elite シリーズ 3 は仕様のリークが続いている段階(Engadget、2026 年 10 月 6 日。Microsoft の発表は無い)。
Microsoft Store: Xbox ワイヤレス コントローラー
Microsoft Store: + USB-C ケーブル
Microsoft Store: 充電式バッテリー + USB-C ケーブル
Microsoft Store: Xbox ワイヤレス アダプター for Windows 10
Microsoft Store: コントローラー + ワイヤレス アダプター
Microsoft Store: Microsoft Complete for XBOX ワイヤレス コントローラー
Microsoft Store: X25 スペシャル エディション
Microsoft Store: Elite シリーズ 2
Microsoft Store: Elite シリーズ 2 – Core
Microsoft Store: コンプリート コンポーネント パック
Xbox 公式: 製品ページ
Xbox サポート: PC に接続する方法
Xbox サポート: OS ごとに使える機能
マイクロソフト 公式ストア(楽天市場): 型番
価格.com: Xbox ワイヤレス コントローラー QAT-00005
価格.com: Xbox ワイヤレス アダプター for Windows 10(6HN-00008)
GAME Watch: 国内発売(2020 年)
4Gamer: 2025 年の価格改定
Game*Spark: X25 の国内発売日
Valve: An update on Steam Input and controller support
Gamepadla: Xbox Series Controller
Gamepadla: DualSense との比較
Windows Central: Best Xbox controllers
PC Gamer: Best PC controller
PC Gamer: 1 位の交代(2025 年 9 月)
PC Gamer: Xbox コントローラーを PC で使う
Engadget: 拡張端子
Engadget: Elite シリーズ 3 のリーク
Pure Xbox: 次世代のコントローラーの報道(2026 年 2 月)
The Shortcut: クラウド用コントローラーの流出画像(2026 年 5 月)
Kotaku: クラウド用コントローラーの報道(2026 年 9 月 30 日)
PlayStation 公式: DualSense
PlayStation Blog: + USBケーブル for PC
PlayStation Blog: 2024 年の価格改定
4Gamer: GameSir G7 Pro の発売
GameSir: G7 Pro
この記事は、メーカーの仕様と、第三者の計測やレビューをもとにまとめています(編集部による実機の検証はしていません)。数字は出典の時点の物です。Amazon へのリンクは広告(Amazon アソシエイト)です。メーカーからの依頼や提供は受けていません。