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周辺機器レビューイヤホン2game.info 編集部

Arctis GameBuds 評価まとめ ドングルで低遅延のゲーム用イヤホン

SteelSeries の完全ワイヤレスイヤホン「Arctis GameBuds」は、2025 年 6 月から RTINGS のゲーム用イヤホンで一番のおすすめに選ばれ、日本での発売から約 2 年たった今も変わっていません。2.4GHz のドングルと Bluetooth を切り替えて、ゲーム機でもスマホでも使えます。PlayStation 版と Xbox 版の選び方と、気になる点もまとめました。

SteelSeries Arctis GameBuds
SteelSeries Arctis GameBudsAmazon で見る(PR)メーカーの製品ページこの ASIN は PlayStation 版のブラック(型番 61680、家電量販店では 61680J と表記)です。Xbox で使うなら Xbox 版の「Arctis GameBuds X」(公式ストアでの名前は Arctis GameBuds for XBOX、型番 61681)を選んでください。保証は購入日から 1 年で、最初に買った国の最初の持ち主にだけ有効です。Amazon や量販店で買った物は買った店が窓口で、並行輸入品は日本で保証を受けられないことがあります。

厳選した理由(実績)

  • 発売からの年数日本では 2024 年 10 月 29 日に発売され、約 2 年になります。2026 年 9 月 11 日に新色の Yuzu と Matcha が出て、2026 年の最新ファームウェアでは、2.4GHz の接続を安定させるという LBT の機能に対応しました。いま売られているすべてのモデルで使えるとしています(SteelSeries)。後継の発表は見当たりません(2026 年 10 月 7 日時点)。(SteelSeries)
  • RTINGS の評価計測レビューの RTINGS は、2025 年 6 月 25 日に Razer Hammerhead Pro HyperSpeed と入れ替えて、ゲーム用イヤホンの一番のおすすめ(Best Earbuds For Gaming)にしました。2026 年 5 月と 8 月 24 日の見直しでも変えていません。(RTINGS)
  • メディアの評価PC Gamer はレビューで 94 点(100 点満点、2024 年 10 月)をつけ、無線のゲーミングイヤホンのおすすめでも総合(Best overall)に選んでいます(2026 年 3 月 18 日更新)。Tom's Guide は 5 点満点の 4.5 点で、Editor's Choice に選びました(2025 年 1 月)。(PC Gamer)
  • 計測SoundGuys の計測では、2.4GHz・ANC オフで電池が 8 時間 32 分続きました(公式は最大 10 時間)。ANC オンでは、外の低い音を 25dB 以上、高い音を 40dB 以上減らしています。一方、RTINGS は遮音を「まずまず」とし、短所に挙げています。(SoundGuys)

どんなイヤホンか

SteelSeries 初の完全ワイヤレスイヤホンです。付属の USB-C ドングルを使う 2.4GHz の無線と、Bluetooth 5.3 の両方で使え、イヤホンのボタンで切り替えます。ANC(4 つのマイクを使うハイブリッド式)と外音取り込みを備え、防塵防水はイヤホンが IP55 です。重さはイヤホンが片側 5.3g、ケースが 48.7g です。

電池は公式でイヤホン単体が最大 10 時間、ケースと合わせて最大 40 時間。15 分の充電で 3 時間使え、ケースは Qi の無線充電にも対応します。計測では RTINGS が ANC オンで 8.25 時間、SoundGuys が ANC オフで 8 時間 32 分でした。

設定はスマホの Arctis Companion アプリと、PC の SteelSeries GG で行います。ゲーム別などの EQ プリセットは、発売時の 100 以上から、2026 年 9 月の発表では 300 以上に増えました。

音の評価は出典で分かれます。RTINGS は初期設定のままでバランスが良いとする一方、高音の上のほうに落ち込みがあり、伸びが足りない、詰まった感じに聞こえることがあるとしています(聞こえ方は人による、とも添えています)。PC Gamer は、イヤホンとしてはとても音が良いと評価しています。SoundGuys は、6〜8kHz の高音が中立より約 10dB 強く、長く聞くと疲れやすいおそれがあるとしています。低音の迫力が足りず、セリフが聞き取りにくいことがある、とも書いています。

いま買う時の注意(版と色)

2026 年 10 月 7 日時点で、SteelSeries の日本の公式ストアでは、PlayStation 版のブラック・ホワイト・Yuzu・Matcha と、Xbox 版のブラック・Yuzu・Matcha が在庫ありで、価格はどれも 25,480 円です。発売時と新色の発表での参考価格は 28,310 円でした。2025 年 10 月に国内 1,000 台限定で売り出されたスケルトンの Glorange は、公式ストアでは 26,885 円で在庫切れです。

Fortnite とのコラボ版(Fortnite Edition、型番 61718)は、日本の公式ストアで 2026 年 10 月 2 日から 25,239 円で売られていて、PlayStation 版の扱いです。Amazon.co.jp では 10 月 15 日発売の予約を受け付けています(2026 年 10 月 7 日時点)。後継の発表は見当たりません。

版は 2 つあり、使うゲーム機で選びます。PlayStation 版のドングルは、PlayStation と PC 用の 1 つのモードだけです。Xbox 版(日本では「Arctis GameBuds X」、2024 年 12 月 13 日発売)のドングルにはスイッチがあり、Xbox 用と、PlayStation・PC 用のモードを切り替えられます(SteelSeries サポート)。Xbox を使わないなら PlayStation 版で足ります。なお RTINGS が試験したのは PlayStation 版のブラックで、Xbox 版は確かめていないとしています。

保証は購入日から 1 年です(SteelSeries の保証規定。アジア太平洋地域は最低 1 年)。最初に買った国の、最初の持ち主にだけ有効です。規定の手順は SteelSeries の公式ストアで買った物のためのもので、Amazon や家電量販店で買った物は、まず買った店に申し出ます。中古品は保証の対象外です。

PC とゲーム機でのつなぎ方、マイク

PC ではドングルを USB-C の端子に挿します(USB-A へつなぐ変換ケーブルが付属)。ファームウェアの更新は PC の SteelSeries GG で行えます。Xbox 版は、更新の時にドングルのスイッチを PC 側にしておく必要があります(SteelSeries サポート)。ゲームとボイスチャットの音量のつり合いを変える ChatMix を PC で使うには、GG の Sonar(Windows 10 以降)が要ります(公式)。PS5 では Tempest 3D オーディオに対応し、Switch にもドングルでつなげます(公式)。Switch 2 については、SteelSeries の担当者が対応を確かめたと Tom's Guide が追記しています(2025 年 6 月)。

Bluetooth は SBC だけで(公式仕様)、Bluetooth でつなげるのは 1 台だけです(SteelSeries サポート・PC Gamer・Tom's Guide)。ドングルの機器と Bluetooth の機器には同時につながっていられるので、ゲーム中にスマホのアプリで EQ などを変えられます(RTINGS)。ただし音を聞く先は、イヤホンを 3 回押して切り替えます(SteelSeries サポート)。

PC Gamer は、Bluetooth では少し遅れが分かる一方、2.4GHz では遅れに気づかなかったとしています。RTINGS も、Bluetooth では動画で口の動きと音がずれることがあるとしています(アプリや機器によっては補正されます)。高音質のコーデックやファストペアにも対応しません(RTINGS)。

マイクはイヤホンに内蔵です。RTINGS は、声ははっきり伝わるものの、初期設定では周りの雑音を抑えきれず、にぎやかな部屋では声が埋もれるとしています。PC Gamer も、まずまずだが、ある程度のヘッドセットのマイクのほうが良いとしています。

主な仕様

形完全ワイヤレス(カナル型)
ドライバーネオジム磁気ドライバー(大きさは PC Gamer の記載で 6mm)、20〜20,000Hz
重さイヤホン片側 5.3g、ケース 48.7g
接続2.4GHz 無線(USB-C ドングル、USB-A 用の変換ケーブル付属)、Bluetooth 5.3(SBC)。ボタンで切り替え
ノイズキャンセリングあり(4 マイクのハイブリッド式)、外音取り込みあり
電池イヤホン最大 10 時間、ケース込み最大 40 時間(公式)。実測は 8.25 時間(RTINGS、ANC オン)
充電USB-C(15 分で 3 時間、満充電 90 分)、ケースは Qi の無線充電に対応
防塵防水IP55(イヤホン。ケースには等級なし、RTINGS)
その他装着の検出(WearSense、オフにできる)、空間オーディオ(Tempest 3D・Sonar Spatial)
版PlayStation 版(PS5・PS4・PC・Mac・Switch・スマホなど)と Xbox 版(Xbox と、PlayStation・PC などを切り替え)
ソフトArctis Companion(iOS 15.6 以降・Android 9 以降)、SteelSeries GG(PC・Mac)
保証1 年(最初に買った国でだけ有効。公式ストア以外で買った物は買った店が窓口)
日本での発売2024 年 10 月 29 日(ブラック)。Xbox 版は 12 月 13 日。参考価格 28,310 円
公式ストアの価格25,480 円(2026 年 10 月 7 日時点。PlayStation 版のブラック・ホワイト・Yuzu・Matcha、Xbox 版のブラック・Yuzu・Matcha。Fortnite Edition は 25,239 円。Glorange は 26,885 円で在庫切れ)

良い点と気になる点

良い点

  • 2.4GHz のドングルで遅れが小さく、接続も安定している(RTINGS)。Bluetooth にもボタンで切り替えられる(公式)
  • ANC と外音取り込みがあり、ゲーム以外の外出時にも使いやすい(PC Gamer・Tom's Guide・SoundGuys)
  • 付け心地が良いという評価が多い(SoundGuys・Tom's Guide・PC Gamer)。RTINGS は多くの人にまずまず快適としている(耳の奥まで入る付け方が気にならなければ、という条件付き)
  • 音の評価が高い(PC Gamer・Tom's Guide)。RTINGS は初期設定でバランスが良いとし、アプリの EQ で調整もできる
  • スマホのアプリと PC のソフトがよくできている(RTINGS)。EQ プリセットは 300 以上(公式、2026 年 9 月)
  • 電池は実測で 8 時間を超え(RTINGS・SoundGuys)、ケースで約 3 回充電でき、Qi の無線充電にも対応(公式)

気になる点

  • マイクは周りの雑音に弱い。RTINGS は初期設定の雑音処理を短所に挙げ、PC Gamer はヘッドセットのマイクに及ばないとしている
  • ANC と遮音は、ANC が強い上位のイヤホンほどではなく、エンジン音のような低い音は残りやすい(RTINGS)。RTINGS は Sony INZONE Buds と ASUS ROG Cetra True Wireless SpeedNova のほうが雑音を抑えるとしている
  • Bluetooth は SBC だけで(公式仕様)、Bluetooth でつなげるのは 1 台だけ(PC Gamer・Tom's Guide)。ドングルと Bluetooth の音は 3 回押して切り替えて使う(SteelSeries サポート)。Bluetooth では動画で口の動きと音がずれることがある(RTINGS)
  • 音の評価は出典で分かれる。SoundGuys は 6〜8kHz の高音が中立より約 10dB 強く、長く聞くと疲れやすいおそれがあるとし、低音の迫力不足とセリフの聞き取りにくさも挙げている。RTINGS は逆に、高音の上のほうに落ち込みがあり、詰まった感じに聞こえることがあるとしている
  • イヤーチップが耳の奥まで入る付け方で、合わない人もいる(RTINGS・SoundGuys)。イヤーチップは 3 サイズだけで、耳がとても大きい・小さい人は合わせにくいことがある(RTINGS)
  • 外すと再生を止める WearSense が少し敏感すぎる、という指摘がある(PC Gamer・Tom's Guide。設定でオフにできる)。ケースはヒンジが少し頼りなく、防水の等級も無い(RTINGS)

向いている人

おすすめできる人

  • PS5 や Switch、PC と、スマホを 1 つのイヤホンで使い分けたい人
  • 携帯型のゲーム機やノート PC で、家の外でも遊ぶ人
  • ヘッドセットではなく、軽いイヤホンでゲームの音を聞きたい人
  • ゲームごとの EQ プリセットを手軽に切り替えたい人

別の機種が合う人

  • Xbox で使う人(PlayStation 版は使えない。Xbox 版の Arctis GameBuds X を選ぶ)
  • ボイスチャットや配信で、声の質を重視する人(ブームマイク付きのヘッドセットが合う)
  • スマホと PC など、Bluetooth で 2 台に同時につなぎたい人
  • ANC の強さと、イヤホン単体の電池を優先する人(Sony INZONE Buds が合う。ケース込みの電池は GameBuds のほうが長い)
  • PS5 だけで使い、価格を抑えたい人(ANC は無いが、PlayStation の PULSE Explore が合う)

比べる相手

  • Sony INZONE BudsUSB Type-C のトランシーバーで 2.4GHz 接続(遅延 30ms 未満、公式)。電池はイヤホン単体で 12 時間(2.4GHz 接続・ノイズキャンセリングをオフにした時、公式)と GameBuds の 10 時間より長い一方、ケース込みは約 24 時間で GameBuds の 40 時間より短めです。RTINGS は ANC とマイクの雑音処理が GameBuds より上とする一方、Bluetooth は LE Audio(LC3)だけで、Xbox 向けの版は無いとしています。ソニーはオープン価格。
  • PULSE Explore ワイヤレスイヤホンPlayStation の純正品。付属の USB アダプター(PlayStation Link)で PS5・PC・Mac・PS Portal につなぎながら、スマホにも Bluetooth でつないで、ゲーム中に通話もできます(公式)。ANC は無く(SoundGuys)、電池はイヤホン単体で 5 時間です(Tom's Guide)。2026 年 9 月 15 日から希望小売価格 22,980 円。
  • ASUS ROG Cetra True Wireless SpeedNovaRTINGS は、遮音は ASUS が上、初期設定のマイクの雑音処理も少し上とする一方、低音の強い音作りで、付け心地や作りは GameBuds が上としています。Xbox 向けの版はありません。発売時の市場想定売価 35,820 円(2024 年 8 月)。

この記事は、メーカーの仕様と、第三者の計測やレビューをもとにまとめています(編集部による実機の検証はしていません)。数字は出典の時点の物です。Amazon へのリンクは広告(Amazon アソシエイト)です。メーカーからの依頼や提供は受けていません。